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今年のテーマは「品格」で、講師は三浦友馨先生でした。 　 　午前の部は「生花」「自由花」の品格についての内容で、花材や生け方についての興味深い説明や、流れるように生けるデモンストレーションに惹きつけられ、時間が短く感じられました。 生徒達は、夏休みと９月に数回行った「生花正風体」の練習にかなり苦心しましたが、 先生が生けてくださる様子や出来上がりを見て、その美しさや生花の品格を感じ取ることができたようです。「自由花」では、思わず声を出してしまうようなびっくりする生け方も見せてくださいました。

　午後の部は高校２年生の６人が受講しました。主に「立花」の品格についての内容で、初めて立花の生け方を見ることができました。最後に、ステージにあがりお花を生けるという「驚き体験」がありました。生徒達は先生の言われるままに生けて、実は二方生という生け方を教えていただき、緊張と戸惑いの中、記憶に残る２０分となりました。

今回の巡回講座は「百聞は一見に如かず」で、華道の世界はとてつもなく広く深いということがよくわかり、大変いい勉強になりました。日頃の練習だけでなく、お花に対しての興味や関心を広げて、華道のよさに触れるとともに、心も感性も豊かにしてくれることを願っています。