中学校長ブログ:東奔西走の一日
日常の風景
新学年がスタートし、あっという間に3週間がたちました。
ゴールデンウィークを目前にした今週は、各学年で学年行事(校外活動)を行っており、職員室内も閑散としています。
特に、中学1年生は初期指導合宿、中学3年生は立志合宿を行い、それぞれ研修施設に宿泊して活動を行っています。
初日となった26日は天気に恵まれ、各学年それぞれ早朝に学校を出発していきました。
後を追うように私も9時過ぎには学校を出発し、次第に大きくなっていく雄大な富士山を間近に仰ぎ見ながら、車を進めました。そして、中学3年生を乗せた大型バスよりわずかに遅れ、私も中3立志合宿が行われている朝霧野外活動センターに到着しました。
生徒たちは青空のもと広大な広場で昼食を済ませ、自由時間を楽しんでいました。
さすがの中学3年生です。仲間とともにしっかり楽しむところは楽しみながら、それぞれがきちんとやるべきことを理解していました。仲の良い学年というのが、写真を見ても伝わってきます。
午後1時からは校長講話が設定されていましたので、生徒とともに研修棟に異動。
生徒を前に「志を立てる」ことについて話をいたしました。
すべての生徒がきちんと話を聞き、考え、話し合いをし、前向きにとらえてくれていました。
立志合宿のスタートをこうして切りましたが、この様子を見る限り、この合宿は成功するものと確信をしました。
息をつくのも束の間、後の一切を学年の先生方にお任せし、今度は東から西へ一路、車を走らせ移動。
静岡県の広さを実感しながら三ヶ日青年の家を目指しました。
三ヶ日に到着すると、ジャージ姿の中学1年生たちは、オレンジ色に染まる奥浜名湖を一望する広場で「ゆうべの集い」を行っていました。
中学3年生に比べると、ずいぶん小さいなあというのが正直な感想です。
夕食を共にしたあと、午後7時からやはり校長講話を行いました。
昨年同様、「夢を持つ」ことについて1時間半近く話をしました。
どの生徒も集中していました。また、素直に考え、自分の意見を言ったり感想を発表したりして、非常に良い研修時間となりました。
今日、あるいは明日まで研修は続きますが、研修期間中の厳しさを乗り越えたところに成長が有るものと思います。集団生活での我慢や不自由さを乗り越え、自分を見つめ、実践力を伴ってこれからの学校生活に生かしてほしいと思います。
浜松開誠館中学校校長 永井 靖