中学校長ブログ:校内外での研修を終えて
日常の風景
新年度が始まってあっという間にもうすぐ一カ月になろうとしています。
先週は、中1~3各学年ともに校内外で研修を行いました。
研修の様子は、学年からもブログで発信されておりますので、是非ご覧いただければと思います。
なかでも、中学1年生の初期指導合宿は本校ならではの研修プログラムとなっています。授業時数の確保や行事の精選によって、宿泊を伴う校外研修を取りやめたり、短縮したりする学校も多い中、本校では3泊4日という、比較的長期間での濃密な研修を行っています。
なぜ3泊4日なのか ?
最近よくエビデンス・ベースという言葉も見られますが、少し前の文部科学省の調査結果においても3泊以上の集団宿泊活動によって、人間関係の質的変化が見られるといった有効性が示されています。
※平成21年度「農山漁村での長期宿泊体験による教育効果について」より
そうした裏付けはともかくとして、4日間家庭から離れることによって、開誠館の生徒として身につけるべき挨拶の仕方や前向きな物の見方、自己マネジメントといった具体的なスキルはもとより、自分自身を見つめたり、協調性を高めたり、あるいは家族への感謝の思いも深めることが出来たのではないかと思います。
こうした4日間の基礎体験が2年次につながり、3年次の立志研修を経て、6年一貫において行事や部活を引っ張るリーダーへと成長する際のベースとなります。
明日から大型連休となり、家庭で過ごす時間も増えることと思います。
研修成果の真価が問われるのは「その後」です。生徒たちの成長を期待したいと思います。
浜松開誠館中学校 校長 永井 靖