平成30年度浜松地区中学校夏季総合体育大会野球競の部 県大会出場決定報告
野球
平成30年度浜松地区中学校夏季総合体育大会野球競の部
【準々決勝】浜北北部3-0開誠館 ● 【開】山田-鈴木(悠)
【5位決定戦①】入野3-1開誠館 ● 【開】馬場-鈴木(悠) 【二塁打】山田
【5位決定戦②】浜名1-2開誠館 ○ 【開】山田-鈴木(悠) 【二塁打】山田
【戦評:浜名戦】
前日、二連敗し、その日に県大会出場は決められなかった。しかも、試合の内容、負け方が非常に悪かった。しかし、入野戦の終盤に谷口(一年:城北小出身)、本多(駿)(一年:飯田小出身)、本多(優)(一年:飯田小出身)らが必死のプレーで覇気のなかったチームに「喝」を入れ、最終回、入野をあと一歩まで追い詰めたことが救いだった。今回は負けたらすべてが終わる浜名戦。試合前の雰囲気は、前日とは打って変わってチームは活気を取り戻していた。
浜名の先攻で試合は始まった。開誠館の先発山田(三年:浜松北小出身)は安定した立ち上がりを見せ、4回までに許した安打は1、奪三振8とほぼ完璧だった。
攻撃は4回裏、四球で出塁した五番神田(二年:浅間小出身)を二塁におき、七番松下(習)(三年:白脇小出身)がセンター左にタイムリーヒットを放ち先制。5回表に同点とされるも6回裏、一死三塁から8番安川(三年:白脇小出身)が三遊間を鋭く抜き、勝ち越しに成功。これが決勝点となり、二年連続県大会出場を決めた。六回表には無死満塁の大ピンチを背負ったが、山田が気迫の投球を見せ相手打線を押さえ込んだ。守備陣も“出来て当たり前”の、ある意味難しいプレーを確実にこなし、ピンチをチーム一丸となって乗り切った・・・。
思い起こせば、昨年の7月下旬、新チームが発足した時には選手一人ひとりが荒削りで、夏季大会での県大会出場は、この時にイメージできなかった。しかし、努力して、努力して作り上げてきたチーム力で、今年の春には浜松ブロックの1位となる結果を出し、そして今夏、苦しみながらも県大会出場を決めた。このチームの最大の武器は、やはりチーム力なんだと改めて思い知らされた今大会だった。
昨年の三年生が今のチームに託したモノ、それは県大会での勝利である。託されたモノを背負って戦うことも強さになると思う。勝利への執念を持って開誠館中学野球部の新たな歴史を作ってほしい・・・。