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新モンゴル小中高一貫校への交流訪問報告(3)

学校行事

【8月6日】
夜から降り続いた雨でウランバートルは肌寒い朝をむかえました。
研修参加生徒達は、ウランバートルから南に約300キロ、ゴビ砂漠を目指してバスで出発しました。
 
舗装された道をはずれて、未舗装の大草原を進むこと計6時間を経てドゥンドゴビ県の景勝地であるバガガザリンチュルーに到着しました。
 
ガイドから地理の説明を受け、歴史的な背景について学びました。
 
その後、バガガザリンチュルーをハイキングしました。
自生するライムやゴビ特有のネギを試食しながら、絶景の続く景勝地を歩きました。
 
雨も止み、流れる雲とひたすら続く大地を歩きながら地球の壮大さを実感しました。
生徒達はゲルキャンプに戻りゴビ1日目を終えました。
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【8月7日】
バガガザリンチュルーからバスで更に約6時間南下し、デルゲルハンガイスムに到着しました。
この村のデルゲルハンガイ小中高一貫校は、新モンゴル小中高一貫校と提携を結んでおり、本校生徒も訪問させていただきました。最初に校長先生と食事を食べました。
 
村の公民館で、小学生が馬頭琴を演奏して歓迎してれました。
この村に観光客が訪れることは滅多にないようで、日本人を初めて見た方も多かったようです。
 
その後、モンゴルの有名な詩人S.ダシュドロフの生誕地を訪問しました。
道を尋ねるために途中で立ち寄った遊牧民のゲルでは、逆に遊牧民の方に招待されてヤマニィスー(ヤギ乳)で作ったヨーグルトを食べさせていただきました。
 
宿泊場所は、デルゲルハンガイ小中高一貫校の学生寮です。この学生寮は新モンゴル校の生徒も研修で利用する場所になっています。長時間の移動の後で生徒達もすぐに部屋に帰り就寝しました。
 
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【8月8日】
8日目は、デルゲルハンガイ山に登る予定でしたが、あいにくの雨で中止となりました。ゴビ砂漠にあるこの村では5月から雨が降っていないそうで「日本から来た人たちが雨を呼び込んでくれた」と村人達から喜ばれました。
 
ハイキングの代わりに、デルゲルハンガイ小中高一貫校校長先生の親戚が住むゲルに案内してもらいました。
 
校長先生の家族に教えられながら、モンゴルの代表的な料理であるボーズを作りました。
 
ボーズを食べた後は、子馬を初めて人に触れさせる儀式を行いました。放牧された馬の子供(生後10日程度)が初めて人間に触れるという、遊牧民にとって大切な儀式に立ち会いました。
 
また、放牧していたヤギを集めて、ヤギの乳搾りをしました。
乳搾りの後は、夕飯の準備です。夕飯は、モンゴルの伝統的料理ホルホグです。ヤギを1匹屠殺し、骨以外のほぼすべてを食べます。血もソーセージにして食べ、捨てることは一切しません。この日は肉の部分を蒸焼きにして食べました。生きるということが正に「命をいただく」ことだと痛感した瞬間でした。
 
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【8月9日】
9日目は、ゴビ砂漠からウランバートルに戻る移動日です。
この3泊4日のゴビ砂漠研修も、怪我・体調不良なく無事に終了しました。
 
明日(8/10)からはホームステイが始まります。

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