華道部:「Ikenobo 花の甲子園静岡県大会」にて、2年連続3位入賞!
華道
9月14日(土)、「Ikenobo花の甲子園静岡県大会」が、静岡市民文化会館で行われました。本校からは高校2年生3名がチーム名 Buddies(仲間たち)で出場し、2年連続、堂々の3位入賞を果たしました。
大会テーマは「私たちの未来」。自分たちの未来について、考えたことや感じたことを作品とプレゼンテーションで表現しました。
【1作品目】子どもたちが安心して生きている「未来の地球」
コスモスを主材として「国を越えて地球市民のことを思いやる優しさ」を、ニュウサイランのまっすぐな線で「地球を守りたいという強い気持ち」を表現しました。
【2作品目】人のつながりの根本である「家族」
V字形の花器の2口を、暖かい色の実をいっぱいつけたツルウメモドキでつなげて「家族の絆」を表現しました。くねったり、小さな枝がいろいろな方向を向いたりしているツルウメは「近いが ゆえの衝突や反発」も表しています。
【3作品目】「未来の不確実さと希望の光」
ふわーっとしているアブライトで「未来への漠然とした不安や不確実さ」を表現しました。その中にも「希望の光を込めたい」と思い、ヒマワリを使いました。
昨年と同じメンバーでの大会練習でしたが、構成の仕方、空間の生かし方、下段の処理、ダイナミックさや立体感の出し方など、実際に作品に反映させていくまでには、大変時間がかかりました。お花の表情は毎回異なるため、それに合わせて生けていかなければならない難しさがあります。その難しさに悩みながら、試行錯誤を何度も重ねながら、常に「美しさ」を追求し続けました。彼女たちは、この練習を通じて、昨年よりもさらに大きく成長し、Buddiesのつぼみ(bud)をふくらめることができたと思います。当日のプレゼンテーションでは、本校が推進している「SDGs 持続可能な開発目標」とも関連づけながら、未来について各々が考えたことを堂々と発表しました。最後は「私たちはお花の力を感じながら、様々なことを乗り越えて未来を切り開いていきたいと思います。」と未来への決意を力強く述べ、3分間を終えました。
華道講師の細野先生、木村先生には、常に温かく明るい雰囲気を作りながら「美を追求する奥深さ」の域まで生徒を導いてくださったこと、花材等で多大なご支援を賜りましたことに心より感謝申し上げます。また、ずっと応援し見守ってくださった保護者の皆様、アドバイスや励ましの言葉をくださった先生方、本当にありがとうございました。