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令和4年度浜松地区中学校秋季野球大会兼静岡県選抜野球大会浜松地区予選結果報告

部活動

【1回戦】中部11-16浜松開誠館

【開】古橋、植田、松山、植田-髙木 【三塁打】釣崎、髙木

 

【2回戦】浜名9-7浜松開誠館

【開】古橋、植田、古橋、松山-髙木 【三塁打】松山

 

 

【戦評:浜名戦】

 前日の中部戦では6回裏に2点差を逆転され、さらに追加点を奪われ、ほぼ敗戦を覚悟しなければいけないような展開だったが、最終回に大逆転を演じ勝利。またまた、驚異の粘りを見せつけ、その姿がこのチームの持っている本質的な部分であることを確信した。

 今回の浜名戦も初回に松山(1年:新津小出身)の三塁打などで2点を先制し、良いスタートを切ったものの主導権は握れず、7回表には浜名にビッグイニングを与えて9-3と大きくリードを広げられてしまう状況だった。しかし、またもや驚異の粘りを最終回に見せ、9-7とあと2点差まで迫り、一打出れば同点、あるいは逆転となる所まで追い詰めた・・・。例えミスが出ても、逆転されても、ガッカリした雰囲気にならない所がこのチームの最終回の粘りにつながっているのではないかと感じた。試合中には前向きな言葉が常に飛び交い、ミスが出ても全員でカバーしようとする雰囲気がある。新チームになっていくつか試合を見てきたが、他のチームとの決定的な違いはそこにあると思う。

 1回戦の中部戦のシートノックで、浮き足立ち普段のプレーができない選手たちに下河邉監督は「それが今まで練習してきた結果なんだ」と檄を飛ばしていた。“練習はウソをつかない”のである。このままのチームの状態で来年の春、そして夏の全国大会出場という目標を達成するのは難しい。今までの多くの先輩たちがそうであったように、正しい練習に裏付けされた実力をしっかりとつけていかなければ、今回のいい経験も無駄になってしまう・・・。

 チームは例年になく足りない部分が多く、課題も山積みだが、裏を返せば伸びしろがあるということになる。「可能性のかたまり」なのだ。ここから春に向けてどのように取り組んでいくのかで春から夏に向けての結果は大きく変わってくる・・・。開誠館中学野球部の引きつがれている伝統をここで見せて欲しい・・・。そう期待する。

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