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中学校長ブログ:浜松開誠館の初夢

日常の風景

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 

短い冬期休業も明け、本日から生徒たちは登校しています。
今年の年末年始は暖かく過ごしやすかった一方で、正月三が日が週末に当たった影響で、4日から仕事始めという方も多かったのではないでしょうか。

 

今日6日は3学期のスタートということで始業式やHR、面接などを行いました。
新年の気持ちを新たに、学年(年度)の締めくくりに向けて気持ちを再確認するというのは、新年と新年度とのズレの上手な活用法です。この3か月を助走期間と捉え、「3学期=0学期」ということを学校ではよく言いますが、カーナビと同様に次に向けて走り出すためには、現在地がどこなのかを認識しておくことが不可欠ではないかと思います。

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本校では、生徒個々の現在地がどこかということを確認し、担任が的確なアドバイスを与えられるように年度初めや学期初めに面接週間として1対1の担任面談を年間数回実施しています。
その際に活用しているのが「夢カルテ」という取り組みです。平成21(2009)年度より夢や将来像をイメージする力を高めるものとして夢力開発プログラムの一環で実施しています。

 

「夢カルテ」はA4サイズ1枚のシートになっており、生徒たちはそれぞれの現状認識の中で将来の夢について記載します。

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担任教員はこのシートをもとに、何をどれだけ頑張るのか、感じている壁は何かを確認しながら具体的なアドバイスを含め面談を行っていくというものです。

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これをカルテと呼ぶのには理由があります。夢や目標は、変化するのが常です。前向きな変化、後ろ向きな変化、様々なきっかけやマインドの変化で、生徒たちの将来の夢は変わっていきます。そうした夢の進捗や振れ幅を感じ取り、適切にアドバイスを行いますが、これらの夢と面談の履歴をファイルに残していくことにこそ、この「夢カルテ」の取り組みの大きな意味があります。

中高一貫生は6年分の面談記録とともに、その時々の進路志望調査や模試記録などもストックされ保管されています。学年が変わり、担任が変わっても、こうした夢の履歴は共有され、活用されます。

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この取り組みは「担任の個別指導を継続的にサポートするための“進路カルテ”」として『キャリアガイダンス vol.410号』(リクルート刊・2015年12月発行)においても紹介いただいています。(こちらの外部サイトでPDF版をご覧になれます。)

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初夢とは「夢」違いではありますが、生徒が担任教員に夢を語ることから新年がスタートするというのは、未来を育む浜松開誠館らしさと言えます。

今年も浜松開誠館の文武それぞれの飛躍にご期待ください。

 

浜松開誠館中学校校長 永井 靖

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