令和6年度浜松地区中学校夏季総合体育大会野球競技の部 結果報告
部活動
【2回戦】天 竜2-4浜松開誠館 【開】古橋、山下-釣崎
【二塁打】大河内
【3回戦】浜松北部2-1浜松開誠館 【開】古橋-釣崎
【二塁打】植田、石野
【戦評:浜松北部】
昨年の夏季大会は浜松地区予選二回戦で敗退した。私は先輩達の思いを引き継いだ“強い開誠館”として戻ってくることを期待した。そして強い開誠館を新チームスタートから後輩達は見せ続けてきた。この一年間、浜松地区大会では一度も負けず、春の県大会ではベスト4入りを果たした。圧倒的な戦績を残し、堂々の第1シードでとして臨んだ今夏、浜松地区予選。追われるもののプレッシャーを感じながら選手たちは戦ったのではないだろうか・・・
2回戦の天竜中は先制されながらも逆転し、4-2の辛勝。古橋(三年:与進北小出身)、山下(二年:井伊谷小出身)の投手陣が被安打2とよく踏ん張った試合だった。
3回戦の相手は春の全日本少年野球浜松地区大会でタイブレークの末、勝利した難敵浜松北部だった。追うもの、追われるもののモチベーションを考えるとより一層の苦戦が予想されたが、逆境でこそ強さを発揮してきたのが今までの先輩達であり、現在の選手たちである。2回表の開誠館の攻撃はまさにそのことを感じさせる展開だった。
一死から6番石野(二年:井伊谷小出身)が右中間に二塁打を放ち出塁すると7番高橋(三年:豊田東小出身)、8番福田(三年:鴨江小出身)も安打で続き3連打で1点を先制。なお一死一三塁。勢いそのままにあと1点取れれば点差がつきそうな予感すらした。開誠館に引き継がれてきた伝統の強みを感じた瞬間だったが・・・結局、2点目がとれず戦前の予想通り一進一退の展開になっていく。
1-1の同点で迎えた6回裏。浜松北部中の攻撃。先頭の3番打者にワンボールツーストライクと追い込みながら投じた4球目。完璧にとれえられた打球は浜北球場のレフトスタンドに吸い込まれていった・・・。2-1。
最終回の開誠館の攻撃。1点ビハインドだが負ける気がしなかった。6回までに6安打を放ち4回をのぞけば毎回走者も出している。下位打線から上位打線に回っていく打順の巡り合わせを考えてもこのまま終わる可能性は低い。そう思ったが・・・ゲームセットの光景は信じられなかった・・・。
試合終了後、涙する二年生たちの姿があった。先輩たちの思いを引き継いだのだろう。きっとまた“強い開誠館”として戻ってきてくれるに違いない。