令和4年度浜松地区中学校夏季総合体育大会野球競技の部 優勝報告
部活動
令和4年度浜松地区中学校夏季総合体育大会野球競技の部 優勝報告
【二 回 戦】引佐南部0(5回コールド)33×浜松開誠館
【開】長津、酒井、細川、大平-西本、鈴木(陽)
【本塁打】松原【三塁打】松原、鈴木(陽)2、白井、長津、大平、酒井
【二塁打】鈴木(瑛)、白井2
【三 回 戦】雄踏3-8浜松開誠館
【開】長津、酒井-西本
【二塁打】鈴木(瑛)、松原、西本
【準々決勝】浜名0-6浜松開誠館
【開】細川-西本 【三塁打】松原、満嶋
【準 決 勝】曳馬4-7浜松開誠館
【開】長津、酒井-西本
【決 勝】高台・佐鳴台3(8回特別延長4-5×)3浜松開誠館
【開】細川、酒井-西本 【三塁打】細川 【二塁打】鈴木(瑛)
※ 初優勝。浜松地区1位として7/24から行われる県大会へ出場決定(6年連続)。
【戦評:曳馬戦】
2-2の同点で迎えた7回表の開誠館の攻撃。1番松原(三年:浜松西小出身)がセカンドへ痛烈な打球を放ち出塁。その後、四球を挟んで一死二三塁となった。このチャンスに4番鈴木(陽)はセンターへ弾き返し2点を勝ち越し、4-2。その後も大平(三年:磐田西小出身)、満嶋(三年:曳馬小出身)が安打を放つなど打線がつながり、気がつけば打者一巡の猛攻、この回だけで5点を奪い試合を決めた。
この試合、特に目についた酒井(三年:有玉小出身)という選手について触れておきたい。
酒井はこれまでも持ち前の野球センスで高いパフォーマンスを見せてきた。昨年の酒井の活躍なくして、今年の春の全国大会出場は叶わなかったと言っても過言ではない。この準決勝も2打数1安打1四球1犠打でつなぎ役に徹し、チャンスメイクした。チャンスはつくる選手がいないと訪れないし、チャンスがなければ点も入らず勝利には結びつかない。目立ちはしないが実は“つなぎ”という重要な役割を果たしており、実戦の中でその存在価値を強く感じる貴重な選手なのである。
実戦の中で存在価値が高まる“つなぎ”の選手・・・。実は誰でもなることができる。試合中のポジティブな声がけ、叱咤激励、狙い球や捨て球のアドバイス、守備位置や次のプレーの確認の声などなど。試合に出ていなくても、このような役割は勝つために必要なことであり、勝利への“つなぎ”なのである。そう考えると選手一人一人が貴重な存在なのだ。
全員野球を掲げる開誠館。試合の中で選手に常に求めていることは勝利への“つなぎ”である。開誠館の強さの秘訣は、こんな所にあるのだと酒井という選手のプレーを見た時に感じたのである。
浜松地区1位として臨む県大会。三年ぶりの全国大会の切符を全員でつかみ取って欲しい。