第47回西部地区中学校野球大会 結果報告
部活動
【1回戦】西高中・付属1-4開誠館
【開】古橋、植田ー髙木 【二塁打】細田
【2回戦】豊田南10-11開誠館(9回タイブレーク)
【開】古橋、植田、松山-髙木 【三塁打】高橋 【二塁打】古橋、釣崎2
【準々決勝】掛川北10-0開誠館(6回コールド)
【開】鈴木(栄)、植田、松山-髙木 【二塁打】髙木
【戦評:豊田南戦】
信じられない、すごい試合だった。
最終回、5-3で2点リードしていたが、同点に追いつかれタイブレークに突入。8回表の豊田南は無死一二塁から最終回に同点に追いついた勢いそのままに、2点を勝ち越した。しかし、その裏の開誠館は相手のミスから何とか同点に追いつく。
仕切り直しとなった9回表の豊田南の攻撃では、今度は開誠館が守備で乱れ、3点を献上。万事休す・・・と思ったが、一死から1番細田(二年:青島東小出身)、2番古橋(一年:与進北小出身)、3番釣崎(一年:中部小出身)の三連打で同点に追いつき、最後は5番松山(一年:新津小出身)がセンターの頭上を越えるサヨナラ安打を放ち、またもや驚異の粘り勝ちを見せた。
この試合が終わったとき、私は3年前の夏、東海大会において全国大会出場権をかけた試合を思い出した。あのときも最終回に2点のリードを追いつかれ、その後も絶体絶命のピンチを何度も何度も切り抜け、粘って粘って勝利をつかみ取り全国大会出場権をつかみ取った・・・。最後まで諦めず全力プレー。そんな1つのチームのモットーを実戦した試合だった・・・。
「伝統は革新の連続」
変えてはならない大切な部分を残しつつ、毎年、浜松開誠館中学野球部は進化を続けている。私は今回、今までとは違った新たな開誠館の形を目の当たりにしたが、受け継がれている伝統も感じることができた。
確実にこのチームは成長する。そしてどんな新しい姿を見せてくれるのか、楽しみにしている。