平成29年度中学校夏季総合体育大会野球競技の部 静岡県大会結果報告
野球
平成29年度中学校夏季総合体育大会野球競技の部 静岡県大会
【1回戦】
長田南4―1開誠館 ● 【開】牧―増田 【三塁打】増谷
【戦評】
夏季大会における県大会は初出場ということもあり、選手たちの動きは幾分硬い感じはしたが、序盤から続いた再三のピンチを何とか切り抜け、0-0のまま、6回の表、長田南の攻撃を迎えた。ここで開誠館は今まで見たこともないようなミスを連発し、4点を献上する。
最終回、一死一二塁から8番馬場(二年:白脇小出身)が右中間にタイムリー安打を放ち、夏季県大会におけるチーム初得点をあげた。その後、四球もあり、なお、二死二三塁と攻め立てたが、あと一本が出ず、そのまま4-1と敗戦した。しかし、このチームの真骨頂である「最後まであきらめない」粘りを見せることができた所に大きな価値を感じた。先日行われたクラブ大会において、新チームとして臨んだ試合においても粘りの姿勢は受け継がれ、敗戦はしたものの価値のある内容だった・・・。
今年の三年生は開誠館中学野球部の新たな歴史を刻み続け大きな結果も残してくれた。しかし、入学当初から個々の能力は決して高かったわけではなく、鍛えられてその能力を開花させた選手が多い。そして、何といってもチーム力を高められたところに強さの秘訣があり、大きな結果につなげられたのではないか、と感じている。
県大会初勝利は次の世代に持ち越されたが、そう遠くない日に必ずやってくる・・・。そう信じられるくらい大きなものを三年生は残していった。「明日は味方」次のステージでもこの貴重な経験を生かしてほしい。