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校長ブログ:地球に立つわたしたち

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 生徒の皆さん、「オンライン気候マーチ」の反響はどのように受け止めていますか。緊急とされている地球温暖化防止対策について同世代、多くの方々に理解して動き出してほしいという目的に近づいたでしょうか。実行したことが、効果的であったのかを考えてくださいと先日のブログで語りました。もう一度、伝えます。手段が目的化して、「やった」という満足感で終わってしまっては、課題解決につながりません。
SDGsに関してはこのようなことが起こりがちです。ですから、目的は何であったのかを考え検証し、次の対策を立てることが大切です。

  

 本日は「地球に立つわたしたち」をお話しします。「地球で起きている課題」「組織の課題」「クラスの課題」「個人の課題」…すべて共通することです。

 上図を見てください。

 一人ひとり与えられた役割など、それぞれの立ち位置で見える部分が違います。地球として捉えたらわかりやすいでしょう。しかし、「最終目標」は同じです。忘れてはいけないことはここです。「最終目標、最上位の目標」は何であるのか。これを常に頭に置き励まなくてはいけません。時に人は、手段が目標になってしまうことがあります。例えば高校や大学は人生の通過点であるという言葉はこのことを意味しますね。 この形がクラスなど集団と仮定してください。人は見えている部分が違う、だから考え方も違う。チームとして目標を達成するには、見える部分が違う一人ひとりがコミュニケーションをして、第3案(よりよい策)を見いださなくてはいけないことが理解できるでしょう。

 そうです。私とあなたは見えているものが違うのです。そう考えると相手を認めることが容易になり、会話をすることは一つの楽しみにもなるでしょう。自分と違う考えを知ることはとても刺激的で創造的なことでありますから。

 手段は必ず検証をし、効果的でない場合は工夫をして再チャレンジをしていくことが求められます。最上位の目標に到着するまでの道のりや方法は、それぞれ違います。その過程があなたの人生を豊かにし、あなたを大きな人にそしてたくましく生きる支えとなるでしょう。

 人生100年、主体的に、失敗を恐れず、明るくたくましく進んでいきましょう。

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