高校校長だより 6.7月合併号
ニュース
平成28年1学期終業式 校長講話を当日、生徒各自にプリントでLHRの時間に配布しました。HPには一部加筆して記載しました。
「1」1学期のまとめの日です。良かった点と課題点を3つずつ挙げてみましょう!
良い点 ① 昨年に比べて、欠席が少なくなってきました。
② 学習成績では、「1」の生徒も非常に少ない。
③ いろいろな運動部の活躍が見られた。よく頑張りました。
課題点 ① 「あいさつ」と「1日1回 ありがとう」を習慣化する。
期末定期試験中、HR単位の「あいさつ」評価結果
中学校 1位 中1A 2位 中1B 3位 中1C
高 校 高1F 高3H 高3G
2学期は、どのクラスも挨拶基準レベルSをできるようにしましょう。
② K-compassや7つの習慣Jの実践、習慣化する。
③ 授業集中し基礎学力を向上させ、文武両道を実行する
「2」学びのイノベーション *池谷裕二著「受験脳の作り方」新潮文庫490円+税 より
1 学びの配分 予習:授業:復習 = 1:4:16
2 脳は、学習した短期記憶を、1回目の復習は翌日、2回目は、その1週間後、3回目はその2
週間後、4回目はその1か月後に復習すると、必要な情報として長期記憶する。
3 復習量=繰り返す(振り返り)は、2のn乗 2回の復習は4倍、3回は8倍の効果がある。
・・・10回は1024倍 夏休みの頑張りは、3か月後ぐらいから現れる!現役生は受験直
前に伸びるいわれです。
4 漢字や英単語を覚える時は、寝る前の1時間が最適、昼寝の前も良い時間です。
5 簡単な数学の計算は、起きた30分ぐらいに行い、ウォーミングアップになります。
6 本格的な計算や考えることは、起きて、2時間後ぐらいから始める。食前が勉強最適タイムです。
7 幼児期の頃、方法記憶、小学校から中学は知識記憶が発達し、暗記能力の高い時期です。中学
から高校大学はヒト特有の経験記憶が発達します。思考力・論理力が伸びる時期です。
「3」スタディサプリとスタディサプリ・イングリッシュでの学びを強化
各自の効果的なやり方を模索してください。下記のやり方も参考にしてください。
1 どこから始めるか *できないところがそのままでは、実力はつかない!
① 定期試験でできなかった分野 ② 小学校や中学校の分野 ③ 昨年の学習範囲
それぞれの分野の確認テストで70%できるとことから復習を始め、90%以上になるまで復
習する。 1分野1回 30分程度
2 漢字練習 小学校4年から復習ができる・・・一度は総復習として、ここから始めましょう。
90%以上を合格ラインとして進める 小学校分野 30分程度
3 英単語 中学1年から始め、自分の学年までを完成する。1度に6語単位で暗記し、テストす
る。できなかった単語のみ復習し、6語とも再テスト1回する。次の6語に進み同じようにす
る。次に暗記した12語をテストする。次の6語を暗記し最初と同じようにする。暗記した
18語の再テストをする。90%以上なら合格。次の日に、18語テストを行う。90%以上
合格。このセットを30分程度で行う。
復習計画として、夏休みから3月までの大まかな復習する分野を決めておくとよい。
「4」本気
月刊誌『致知』2014年7月号の「巻頭言」で、坂村真民氏と相田みつを氏の詩「本気」が紹
介されていました。
坂村真民氏
本気になると 世界が変わってくる 自分が変わってくる
変わってこなかったら まだ本気になっていない証拠だ
本気な恋 本気な仕事
ああ 人間一度 こいつを つかまんことには
相田みつを氏
なんでもいいからさ 本気でやってごらん
本気でやれば たのしいから
本気でやれば つかれないから
つかれても つかれが さわやかだから
最後に。夏休み 中学1年生は7回目、高校3年生は12回目です。大切で長くて短いこの期間をいかに過ごすかは大きなテーマです。すべきこと、したいことができた夏休みは、その後に大きな影響をもたらします。その成果を皆さん一人ひとりに期待しています。
<人物紹介>
池谷 裕二(いけがや ゆうじ、1970年8月16日 – )は、脳研究者。東京大学・大学院薬学 系研究科
・教授、薬剤師。神経科学および薬理学を専門とし、海馬や大脳皮質の可塑性 を研究
する。脳科学の知見を紹介する一般向けの著作も書いている。
坂村真民(さかむら しんみん、1909年1月6日 – 2006年12月11日)は、日本の仏教 詩人。本名昂
(たかし)。一遍の生き方に共感し、癒しの詩人と言われる。「念ずれば花ひらく」
相田 みつを(あいだ みつを、本名:相田 光男、雅号:貪不安(ドンフアン)、1924年5月 20日
- 1991年12月17日)は、日本の詩人・書家。平易な詩を独特の書体で書いた作品 で知
られる。書の詩人、いのちの詩人とも称される。「にんげんだもの」