中学2年:澤元教哲さんを講師に生き方講座を行いました
学校行事
(5/21付 中日新聞朝刊記事)
平成26年5月20日(火)に中学2学年の特別活動授業において「生き方講座」を実施いたしました。
年3回行う予定で、1回目は、宮大工の澤元教哲様にご講義いただきました。
澤元様は、卓越した技能表彰制度に基づき、2003年厚生大臣によって「現代の名工」に認定、2004年黄綬褒章授賞、2008年静岡県技能マイスター(愛称:静岡の匠)に認定された技能者で、宮大工の中でも大棟梁として活躍されている方です。
年3回行う予定で、1回目は、宮大工の澤元教哲様にご講義いただきました。
澤元様は、卓越した技能表彰制度に基づき、2003年厚生大臣によって「現代の名工」に認定、2004年黄綬褒章授賞、2008年静岡県技能マイスター(愛称:静岡の匠)に認定された技能者で、宮大工の中でも大棟梁として活躍されている方です。
講義の内容は、1000年の時間に耐えうる木造建築を目指す宮大工のやりがい、木材の性質によって使い分けることや、山の環境で育った方位と同じように建築することによって木が生かされるというような、普段では伺えないようなお話でした。木材一つ一つにも性質があるように、人間一人一人にも能力の違いはあるけれど適材適所で生かされることを感じさせてくださるお話でした。
後半には、澤元さんがこれまでのご経験から「物作りは人作り、人を育てないと大きな建物はできない。物を残すには人を残す」ことや「悩みがあってあたりまえ、悩みがあると成長できる。ピンチはチャンスである」等々、これから人生を歩む上で溢れるエネルギーになるような力強いお話をいただきました。未来ある中学生へのメッセージを含んだお話に、会場は感動の空気が漂いました。
最後は、生徒代表から心こもった感謝の言葉で終了しました。生徒達は、キャリア教育の一環で行っている「生き方講座」や、1週間後に行われる「WAZAチャレンジ教室」を通して、ものづくりに対する理解を深め、生き方や働くことへの興味関心を持ってくれるものと期待しています。