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高校校長便り 1学期終業式式辞

学校行事

 

 

 

1学期 終業式

1 開誠館にグローバルな時代が到来です。

 在外ドイツの生徒との別れ、モンゴルからの交流生の挨拶、本校のモンゴル校を訪問する生徒の挨拶がありました。日常的に、ネイティブの先生方4人おられます。まさしく、グローカルな学びができる環境です。グローカルとは視野や考えはグローバル(地球的に)、行動はローカル(地方)という造語です。このような環境で、生徒の皆さんは、グローバル社会で生きていくすべを学んでください。君たちが社会で活躍する時、60%の職業が変わるといわれています。君たちは、それに備えたり、起業家として新しい職を創出したりできるチャンスです。何事も意欲的に取り組むこと(チャレンジ)が大切です。

2 次に、善行の表彰をします。

 高2Cの生徒、宮部歩夢君と武藤明君です。2人の生徒は、7月5日、炎天下の道で迷っていた高齢の女性に寄り添い、約1時間かけて、眼科へ行きたいことを聞き出し、眼科まで案内してくれました。このことを眼科の方が来校され、感謝の意を伝えられました。そのようなことから、本日の善行賞の表彰となりました。あなた方のされたことは、なかなかできないことであり、人として素晴らしいことです。本校の誇りに思います。

3 「立ち止まり挨拶」6月のあいさつ名人カードの集計結果について、発表します。

     中学 優勝 中1D  2位 中1C 3位 中1B 個人 中2C小澤君

     高校    高1B     高3Ð    高2G    高1H 石井君

     *高1Bは4月から3か月連続、3位以内と素晴らしい成績です。

 生徒全体で、6割超えてできるようになったと思います。あと2割ほど多くなると、よいと思います。2学期こそ、生徒の皆さん、生徒会の役員の皆さん、教職員とも達成しましょう。

4 「やり抜く力」について話をします。

 1学期の終了式です。今日までは、学校生活があり規則正しい毎日が続きました。意識しなくても、毎日が過ごすことができたと思います。問題レベルでいえば、基本問題です。できて、当たり前です。夏休みは、自覚しながら生活をしないとすぐにリズムがくずれてしまいます。自分の考えこと好きなことすることができる自由があります。これは応用問題レベルです。この1学期を振り返って、課題があると思います。その課題を克服するのが夏休みです。相当、強い心(強い意志)=「やり抜く力」がないと計画や課題克服は進みません。

 自分の中に、今週は、この3日間で、今日は「ここまで」必ずやり遂げるという、小さな目標の達成が、大きな目標達成につながります。特に、高校3年生は、自分の進路実現に向かって努力することと、何か他の人に役立つことを実行してください。人間が「やり抜く力」を持ち続けるには、自己目標と他者への貢献の両方が必要です。みなさん、どうすれば「いい結果」を得ることができるでしょうか。いい結果をつかみたくありませんか。

 「やり抜く力」というほんの一部を紹介します。

 「やり抜く力」で、著者は、アメリカの陸軍士官学校で数十年間の謎を解き明かしました。この士官学校は、アメリカでは名門とされ、志願者が14000人、最終的に1200人が入学する難関です。各高校の文武両道の生徒が用船する学校です。しかし、入学後、約3ヶ月の訓練機関の間に20%が退学していくということが起こっていました。ここでの調査研究は、やめていく原因と傾向、また、どのような学生が継続していくのかでした。 結果、優秀な学生や体力のある学生が残るのではなく、「やり抜く力」の強い学生が残る事が解明されました。学力や適性よりも、大切な要因は「やり抜く力」だったのです。世の中で大きなことを成し遂げている人たちは、日々基礎基本をやり続けられる習慣や「やり抜く力」があることがわかってきました。その「やり抜く力」をつくり上げていくには、学校での基礎基本を繰り返しやり続けることや、学校行事(真澄祭・体育祭)や部活動で積極的に取り組み続ける、やり遂げる経験が必要であると言っています。著者はやり抜く力を自ら育てるには、1年半以上の継続的な取り組みが必要であるとも言っています。

 本校はK-compassや7つの習慣Jを学び、部活動もが盛んな学校です。「やり抜く力」を身にけるに環境や校風があります。ということは、生徒の皆さん一人ひとりに「やり抜く力」を身につけるチャンスがあるということになります。どのようにすれば、身につくのでしょうか?内面的には、「強く興味を持ち続ける」「やり続ける」「工夫しながらし続ける」ことや、結果(到達目標)をイメージしてし続けることと言っています。環境的には、同じような目標を持ち、意識の高い集団の一員になること、互いに切磋琢磨すること、注意し合える集団であることといいています。「やり抜く力」がよい結果ももたらすということは、今の自分が努力し続けること、仲間と切磋琢磨しながら競い合うことが大事であることになります。このことは、部活の顧問の先生方や担任や授業担当の先生方が常日頃、指導されていることではないでしょうか? 日々凡事を徹底することにつきます。  以上、1学期の式辞とします。

 高校校長 中西孝徳

 

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