【グローバル】JICA・グローバル講演会
グローバル教育
5/15(月)2時間目に「グローバルリサーチ基礎・Ⅰ」の授業の一環として、グローバルコースの生徒を対象にJICA・グローバル講演会を実施しました。
青年海外協力隊で多くの国に派遣され、日本の技術を発展途上国に出向き、技術援助を実践された鈴木芳郎さんを講師としてお迎えしました。
鈴木さんは、これまでケニアや東ティモール、ヨルダン ブータン パラオなどで機械整備などの技術支援にあたった経験を生徒達に向けてお話しになりました。
資格がないと認めてもらえない現実にぶつかり、高卒後多くの資格を5年間で取得した経験や、海外で技術支援をしてもなかなか理解が進まず、技術がその国に根付かないこと、ケニアで溶接の技術援助をした時、日本では当たり前の「酸素」のことがわからず、途上国で教える時は分かりにくいことを分かりやすく説明することが重要であることをお話しになりました。
国によっては、殺生を禁じているので、生魚や肉を食すことができないことや、水洗トイレがあるのが当たり前の日本では考えられないような衛生的なこともお話ししていただきました。
講演の最後に、英語はあくまでも手段であって、何でもやってやろうというチャレンジ精神が大事だと生徒に向けてお話しになりました。そして何かしようと思ったときに英語があると武器になる、そう語りかけていただきました。本校には4人のネイティブスピーカーの先生がいることにも触れられ、身近なところに「生きた英語」があるので、積極的に活用すべきと、熱く語っていらっしゃいました。
鈴木さんは来週からまた技術援助でミャンマーに出向かれます。半年の間活動するとのお話でした。鈴木さんの話を聞いて、世界に羽ばたく人材がこの開誠館から一人でも多く出るように、今後グローバルリサーチの時間で学びを深めて参ります。
静岡新聞、中日新聞が取材に来られ、講演後伊藤さんが取材を受けられました。
。