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【浜松開誠館未来戦略】ICTで教育が変わる[知育]

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2016年より始動させる「未来戦略」では、「学び」を活性化させるさまざまな手段を考えています。その中のひとつに「ICT(情報通信)機器の積極的な導入」があり、新たな「学び」の形を積極的に取り入れていきます。担当の永井靖・中学校長の記事をどうぞご覧ください!


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■「ICT教育の推進で学びを活性化する」~浜松開誠館未来戦略に向けて~

[担当:中学校長 永井 靖]

 

浜松開誠館が掲げるICT教育(情報通信機器の教育への活用)の推進は、社会構造の変化に伴って学校での学び方を大きく変え、時代に即した「新しい学力」を生徒に身につけさせようという「未来戦略」の取り組みを支える屋台骨の一つです。

 

従来からコンピュータ教室などを利用した授業や教育活動は行われてきました。コンピュータの画面と向き合う授業は、教科「情報」をはじめ個別学習用のe-Learningでの利用も含めて、いまでは広く一般的になりつつあります。

本校においても、コンピュータ教室の整備、校内LANの構築、専任教職員へ一人一台のパソコン配備など、常に最新の対応を行ってきました。

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しかし、いま浜松開誠館が新たにICT教育に取り組む目的は、単に情報機器を新たに導入しようというものではありません。

私たちがICT教育を推進する目的は、とかく一方的に「教える」「伝える」に偏りがちな学習活動から、学んだ知識を活用し、アレンジして統合するといった、生徒の思索を中心にした主体的な学習活動、いわゆるアクティブラーニングのツールとして導入しようというものです。

それによって、従来の学力とともに、これからの時代に問われる課題解決能力や表現力、思考力といった力を高めさせたいというのが目標です。

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すでに今年度より、各教科のモニターの先生方を対象にipadの先行導入をしました。

モニターに名乗りを上げた先生方は新任を含めた若手からベテランまで年齢層は様々で、学びの質的転換への関心の高さが伺えます。

また生徒用にも1クラスでグループワークができる程度のipadの台数を確保しました。

同時に、耐用年数の過ぎたプロジェクターの更新に合わせ、電子黒板機能付きプロジェクターに入れ替えました。
こうしたことで、まずは先生方が授業の活性化に手軽に活用できるようにということで、校内では早速様々な活用シーンが見られるようになりました。

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▲数学:電子黒板機能付きプロジェクターを用いてグラフを説明

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▲体育:iPadで生徒の動きを動画撮影

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▲英語:スキット練習をipadで動画撮影

 

ipadや電子黒板機能付きプロジェクターを授業に活用すると、まず生徒が変わります。 

多くの生徒が、期待の眼差しで「今日は一体どんなことをやるのか?」という表情を見せます。

このようなICTを活用した授業の強みは、「体験と考察をつなぐ」、「教室内と教室外をつなぐ」、「個人思考と集団思考をつなぐ」等、従来の教師主導型の授業では難しかった主体的で協働的な学びが、手軽にかつ効果的に行えることです。

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▲高校古典:グループで答えを作成しipadでクラス内共有

 

もちろん、まだ乗り越えるべき課題は設備環境といったハードのみならず、使っていく側の教師、あるいは学ぶ側の生徒にもあるとは思います。しかし、現在取り組んでいる試行導入の検証を行い、これによって明らかになった改善点を踏まえ、スピード感を持って導入を進めていきたいと考えております。

 

 

 

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